ビジネスブログ | 名古屋ナンバーの普通車・軽自動車・バイクの手続き、出張封印はゆめのほし行政書士事務所がサポートします。

ゆめのほし行政書士事務所
名古屋ナンバーの自動車・バイクの手続きをサポートします。

BLOG

2022年12月27日 [普通車の手続き]

自動車(普通車)と譲渡担保

【自動車を担保にする種類】
誰かからお金を借りる際には、万が一借りたお金を返済できなかった場合の保証として「担保の設定」をすることがあります。
当然、自動車も担保に供することができます。
主な自動車を担保として行う方法は、
@所有権留保(普通車・軽自動車)
➁譲渡担保(普通車・軽自動車)
B抵当権(普通車)
の3種類あります。
一般的に自動車販売店等からローン契約により自動車を購入する場合は@の所有権留保を利用しますが、このブログではローンの契約をすることなく自動車を担保にすることのできる➁の譲渡担保について記載します。

【譲渡担保の条文は?】
譲渡担保は民法などの法律に規定されているものではありません。
判例や実務上の慣習により認められています。

【条文に規定がないので】
譲渡担保は法律による規定がないので、裁判所を介さずに担保権を実行することができます。
(一方、抵当権は法律による規定にある担保なので、担保権を実行する際には裁判所を介する必要があります(競売))

【譲渡担保を設定できる対象】
譲渡担保は不動産・動産・債権など、譲渡可能なものなら何でも設定することができます。
(一方、抵当権は不動産のみに設定をすることができます)

【自動車に譲渡担保は?】
自動車は不動産でなく動産にあたるため、譲渡担保を設定することは可能です。(軽自動車を含む)
(また、自動車には登録制度があるため不動産に準じた取り扱いがなされます。そのため、自動車は動産ではありますが抵当権を設定することができます)

【譲渡担保の所有者】
譲渡担保された物の所有者は債権者となります。
(一方、抵当権の所有者は債務者となります)

【譲渡担保の占有権者】
譲渡担保された物の占有権者は債務者となります。
(抵当権の占有権者も債務者です)
・占有権者とは・・・自動車を自由に使用(乗るなど)できる権利のある者のことをいいますので、譲渡担保の設定された自動車を占有権者は引き続き使用することができます。

【譲渡担保の契約】
自動車を譲渡担保にすることが決まりましたら譲渡担保契約書を交わします。
※契約書の締結のみでは下記に記載している危険性がありますので、契約書締結の後には譲渡担保の登録を行います。

【譲渡担保の危険性】
譲渡担保の契約書を締結したが登録を行わなかった場合。
危険性@自動車を差押えられる
他にも債権者がいるような場合、譲渡担保契約した自動車を差し押さえられる危険性もあります。
危険性➁自動車を譲渡される
譲渡担保の設定を行うと自動車の所有権は債権者に移りますが、自動車を使用する権利(占有権)は債務者に残ったままとなります。
ですので、債権者の知らない間に自動車が譲渡されてしまうといった危険性もあります。

【危険性への対策(登録を行う)】
上記の危険性への対策として、譲渡担保を設定した自動車の「登録」を行います。
譲渡担保の登録を行うことにより対抗要件が備えられます。

PageTop