ビジネスブログ | 名古屋ナンバーの普通車・軽自動車・バイクの手続き、出張封印はゆめのほし行政書士事務所がサポートします。

ゆめのほし行政書士事務所
名古屋ナンバーの自動車・バイクの手続きをサポートします。

BLOG

2023年06月05日 [普通車の手続き]

普通車の所有権留保解除手続きを名古屋市の行政書士に依頼する際の費用について知っておきたいこと

【はじめに】

普通車の所有権留保手続きは、自動車の売買でローン契約を締結した際に設定される法的な手続きです。この手続きによって、自動車の所有者は自動車の売却後も一定の権利を留保することができます。そして、ローン契約が完了すると所有権留保の契約も当然終了します。ただし、所有権留保の解除手続きはローン契約終了と同時に自動的に行われるわけではありません。あくまで自分自身にて所有権留保の解除手続きを行わなければならないのです。

所有権留保解除手続きは場合によっては専門的な法的知識と手続きが求められるため、多くの方は行政書士に依頼することが一般的です。しかし、気になるのはその費用です。本記事では、名古屋市の行政書士に普通車の所有権留保解除手続きを依頼する際の費用について詳しく解説します。手続きの内容や料金設定について知りたい方は、ぜひご覧ください。※令和5年現在名古屋市で手続きを行う場合の費用です。

行政書士に依頼する際の費用

【法定費用】

普通車の所有権留保解除の手続きには、手続き内容に応じて、国や自動車会議所へ支払う法定費用があります。ここでは、行政書士へ依頼する費用の前に、それぞれのケースに応じた法定費用からご説明をします。

その1.通常のケース
普通車をローン契約にて購入し、そのまま車検証の記載事項に変更が無いままローン契約が完了するという最も通常のケースでは、初めにご自身の印鑑証明書を区役所にて取得します。その際に支払う発行手数料として300円が発生します。次に、車検証の書換を行うために、使用の本拠の位置を管轄している運輸支局(名古屋市の場合には愛知運輸支局)にて国へ支払う法定手数料として500円が発生します。ですので、通常のケースにてご自身が手続きを行う場合には、法定費用は800円を負担することになります。

その2.住所に変更のあるケース
普通車をローン契約にて購入し、その後、転居により車検証の記載事項に変更があり、なおかつその変更手続きを怠っていて、ナンバープレートの表示に変更の無いケース(名古屋ナンバーのまま)では、初めにご自身の印鑑証明書と住民票を区役所にて取得します。その際に支払う発行手数料として600円が発生します。次に、自動車の保管場所を管轄している警察署へ支払う車庫証明書の発行手数料として2,700円が追加で発生します。そして最後に、車検証の書換を行うために、使用の本拠の位置を管轄している運輸支局(名古屋市の場合には愛知運輸支局)にて国へ支払う法定手数料として500円が発生します。ですので、住所に変更のあるケース(手続き怠っており、ナンバープレート表示に変更の無いケース)にてご自身が手続きを行う場合には、法定費用は3,800円を負担することになります。

その3.ナンバープレートに変更のあるケース
普通車の名古屋ナンバー交換手続き

普通車をローン契約にて購入し、その後、転居により車検証の記載事項に変更があり、なおかつその変更手続きを怠っている状態でナンバープレートの表示変更も伴うケースでは、初めにご自身の印鑑証明書と車検証記載の住所と現住所を繋げる書類(戸籍の附票や住民票の除票)を区役所にて取得します。その際に支払う発行手数料として600円〜が発生します。次に、自動車の保管場所を管轄している警察署へ支払う車庫証明書の発行手数料として2,700円が追加で発生します。そして、車検証の書換を行うために、使用の本拠の位置を管轄している運輸支局(名古屋市の場合には愛知運輸支局)にて国へ支払う法定手数料として500円が発生します。最後に、自動車会議所へ支払うナンバープレート代1,460円(希望ナンバープレートの場合は4,160円、図柄入りナンバープレートの場合は8,100円)が追加で発生します。ですので、住所に変更のあるケース(手続き怠っている場合)でナンバープレート表示にも変更を生じる手続きを自分行う場合には、法定費用は5,260円〜を負担することになります。※このケースの場合には、自動車を愛知運輸支局まで持ち込み、ナンバープレートの脱着を自分自身で行う必要があります。ナンバープレートの交換については過去記事に記載がありますので、ご参照ください。
過去記事:普通車の名古屋ナンバー交換手続き

【行政書士へ手続きを依頼する費用】

普通車の所有権留保解除の手続きは行政書士へ依頼することができます。ですが、行政書士事務所の報酬は自由に設定することができるため、手続きの費用をいくらと言い切ることはできません。その事務所ごとに報酬体系が異なるのです。その上で、ここからは一応の相場となる報酬についてご説明させていただきます。なお、行政書士事務所の探し方は過去記事に記載してありますので、ご参照下さい。
過去記事:名古屋市で自分に合った行政書士を見つける方法

その1.通常のケース
普通車をローン契約にて購入し、そのまま車検証の記載事項に変更が無いままローン契約が完了するという、最も通常のケースでの所有権留保解除の手続では、行政書士事務所の報酬は10,000円〜30,000円の間に設定している所が多いです。名古屋ナンバーの所有権留保解除の手続きは、名古屋市中川区にある愛知運輸支局にて行うため、愛知運輸支局に近い行政書士事務所であるほど報酬金額を低く設定している傾向が見られます。

その2.住所に変更のあるケース
普通車をローン契約にて購入し、その後、転居により車検証の記載事項に変更があり、なおかつその変更手続きを怠っているケースで、ナンバープレートの表示に変更の無い所有権留保解除の手続きでは、行政書士事務所の報酬は20,000円〜50,000円の間に設定している所が多いです。このケースの手続きでは、まずは自動車の保管場所を管轄する警察署へ車庫証明書の取得を行い、次に愛知運輸支局にて所有権留保の解除手続きを行います。そのため、自動車の保管場所に近い行政書士事務所や、愛知運輸支局に近い行政書士事務所であるほど報酬金額を低く設定している傾向が見られます。

その3.ナンバープレートに変更のあるケース
普通車をローン契約にて購入し、その後、転居により車検証の記載事項に変更があり、なおかつその変更手続きを怠っている状態でナンバープレートの表示変更も伴うケースでの所有権留保解除の手続きでは、行政書士事務所の報酬は30,000円〜60,000円の間に設定している所が多いです。このケースの手続きでは、まず、自動車の保管場所を管轄する警察署へ車庫証明書の取得を行い、次に愛知運輸支局にて所有権留保の解除手続きを行います。そして、依頼者様の希望する場所(自宅や勤務先など)に訪問し、ナンバープレートの交換を行います。そのため、自動車の保管場所に近い行政書士事務所や、愛知運輸支局に近い行政書士事務所、依頼者様がナンバープレートの交換を希望する場所から近い行政書士事務所であるほど報酬金額を低く設定している傾向が見られます。※ただし、転居を何度も繰り返しており、その手続きを放置いていたようなケースでは、上記の報酬金額に収まらない可能性があります。

その4.他の費用
行政書士事務所によっては、車検証の手続き報酬以外に関連する費用が発生する場合があります。具体的な例としては、自賠責保険証の変更手続きや住民票の取得費用、必要な書類の作成費用が挙げられます。報酬金額が相場より低く設定している行政書士事務所の場合には、これらの費用を別途報酬として設定していることがあります。したがって、総費用を正確に把握するためには、車検証の手続き報酬だけでなく、関連するその他の費用についても問い合わせ時に確認することが重要です。

【まとめ】
普通車の所有権留保解除手続きの費用を正確に把握することは、予算計画の立て方や手続きのスムーズな進行に大いに役立ちます。しかし、所有権留保解除手続きには様々な要素が関与し、費用は個々の事情や行政書士事務所によって異なる場合があります。本記事では、名古屋市の行政書士に普通車の所有権留保解除手続きを依頼する際の費用についてご紹介しました。

【お困りごとは】
ゆめのほし行政書士事務所では、名古屋市にお住まいの方や名古屋ナンバー管轄の方に対して、普通車の所有権留保解除手続きをサポートしています。お仕事のご依頼やお問い合わせについては、お電話やLINE、お問い合わせフォームをご利用いただけます。当事務所では、豊富な経験と専門知識を持った行政書士がお客様の手続きを丁寧にサポートいたします。

PageTop