ビジネスブログ | 名古屋ナンバーの普通車・軽自動車・バイクの手続き、出張封印はゆめのほし行政書士事務所がサポートします。

ゆめのほし行政書士事務所
名古屋ナンバーの自動車・バイクの手続きをサポートします。

BLOG

2023年06月20日 [相続に関すること]

【疑問解決】名古屋市在住の方へ向けて。自動車を相続したけど、どのような手続きをするの?自動車の相続で行わなければならない手続き3つ!

【はじめに】
名古屋市在住の方へ向けて。自動車を相続することは人生で何回も経験することではありません。自動車を相続した際には、いくつかの手続きが必要となります。そのため、いざ自動車の相続が開始されると、「何の手続きをしなければならないのか」を調べる所から始まります。そのような悩みを抱えている方に向けて、この記事では、自動車の相続において行わなければならない主な手続きについて3つご紹介します。相続時の自動車に関する手続きは、正確に行うことが重要です。

【自動車の相続で行う手続き3つ】
自動車の相続

その1.税金の手続き
自動車には、自動車税をはじめとしてさまざまな税金が課せられています。もし亡くなられた方が納税義務者であった場合、相続した者は新たな納税義務者としての申告手続きを行う必要があります。さらに、自動車以外の財産も含めた相続による取得が一定金額以上の場合、相続税の申告も行わなければなりません。これらの手続きは正確に行うことが重要であり、適切な期限内に提出する必要があります。

その2.車検証の手続き
自動車の所有権や権利関係は、車検証に正確に記録されています。そして、自動車を相続すると、その自動車の所有権や権利関係にも変更が生じます。そのため、相続者は車検証の記録を更新するための手続きを行わなければなりません。

その3.保険の手続き
自動車の保険には、強制保険(自賠責保険)と任意保険の2種類が存在します。自動車を相続した場合、これらの保険の権利関係も変更する必要があります。相続者は、強制保険(自賠責保険)および任意保険の権利関係を適切に変更し、保険契約の有効性や保険給付の適用などを確保する必要があります。

【手続きはどこですればいい?】
先ほどの項目では、自動車の相続で行う手続き3つをご紹介しました。それでは、その手続きはどこで行うものなのでしょうか。この項目では、名古屋市在住の方が自動車の相続をしたときに行う手続きの場所についてご説明します。

その1.車検証の名義変更
名古屋市在住の方が自動車の相続手続きを行う場合、車検証の名義変更については、普通車と軽自動車で手続き場所が異なります。普通車は、名古屋市中川区にある愛知運輸支局にて手続きを行います。そして、軽自動車のときは、名古屋市港区にある軽自動車検査協会にて行います。相続時の自動車の手続きをスムーズに進めるためには、正確な手続き場所や手順を把握しておくことが重要です。手続き前に公式ウェブサイトや窓口にて最新の情報を確認し、必要な書類を用意しておくようにしましょう。

その2.自動車税の手続き
自動車税の手続きは、普通車であれば管轄の県税事務所にて行い、軽自動車であれば市税事務所にて行います。これらの手続きは、車検証の名義変更を行う所と併設されており、車検証の名義変更と同時に行うことができます。ただし、相続した自動車を抹消することになり、自動車税の還付に関する手続きを行うときには、別途、名古屋市中区にある名古屋東部県税事務所にて手続きを行います。

その3.保険の手続き
相続時の自動車保険に関する手続きは、加入している保険会社に直接連絡し、指示に従って手続きを進める必要があります。ただし、自動車の強制保険である自賠責保険の手続きは代理店で行うことができませんので注意が必要です。

【相続で行う手続きに期限はある?】
上記にて、自動車の相続で行う手続き3つとその手続きを行う場所をご紹介しました。次に気になるのは、各種手続きの期限です。この項目では、自動車の相続で行う手続きの期限についてご紹介します。

その1.車検証の名義変更
車検証の名義変更につきましては、所有者の変更があったときから15日以内に手続きを行わなければならないとの規定があります(道路交通法13条)。

その2.相続税の申告(必要な方のみ)
相続した財産の価格が一定金額以上のときには相続税の申告をしなければなりません。相続税の申告は、亡くなられた方の死亡の事実知った日の翌日から10か月以内と規定されています(相続税法27条)。

その3.相続放棄(必要な方のみ)
自動車を含む相続財産に対する負債や責任を避けるため、または他の相続人に財産を譲りたい場合などには、相続を放棄するという選択もあります。その際には、相続放棄の手続きを行わなければなりません。相続放棄は、亡くなられた方の死亡の事実知り、さらに、自分が相続人であることを知ったときから3か月以内と規定されています(民法915条)。

その4.保険の手続き
保険の手続きには明確な有効期限はありませんが、相続した自動車の保険が適切に切り替えられていない状態で事故が発生すると、補償を受ける際にトラブルが生じる可能性があります。そのため、保険会社には速やかに相続の事実を報告し、所有者名義や被保険者情報を変更する手続きを行うことが重要です。

【手続きはどの順番で進めれば良い?】
ここまで、自動車の相続において行わなければならない主な手続きと、その期限についてご説明しました。では、具体的にはどの順番で進めていけば良いかという疑問も生じます。手続きそのものは、どの順番から進めても良いですが、期限や、提出書類の流れを考慮すると、@車検証の名義変更⇒➁自動車税の手続き⇒B保険の手続き。という順番が良いでしょう。

【まとめ】
この記事では、名古屋市在住の方へ向けて、自動車の相続において行わなければならない主な手続きについて3つご紹介しました。その他にも、手続きの期限や、手続きを効果的に進める順番についても触れました。これらの手続きを正確に行うことで、自動車の相続に関する法的な問題や責任を適切に処理することができます。サポートが必要なときには、専門家の支援を受けながら手続きを進めることもおすすめします。

【自動車の相続手続きでお困りのときは】
当事務所では、名古屋市にお住まいの方々の自動車相続の問題を解決するために、お客様の個別のニーズに合わせたサービスを提供し、円満な相続手続きをサポートいたします。お仕事のご依頼やお問い合わせについては、お電話やLINE、お問い合わせフォームをご利用下さい。

PageTop